このサイトでは、セロトニンとはどのようなものなのか、セロトニンを増やすにはどうしたらいいのかといったことについて紹介していますが、自分はセロトニンが不足しているのか?といったことはなかなかわからないものです。
そこでこのページでは、セロトニンはどのように確認することができるのか、という点について紹介しています。最近何事に対してもやる気が起きない、ちょっとしたことでもイライラしてしまう…といったことが気になっている方は、ぜひこのページの内容をチェックしてみてください。
また、セロトニン不足の状態になっていないかどうか、チェックリストを使用して確認する方法も利用されているようです。この方法を用いる際にはさまざまなチェックリストが利用されているようですが、その中のひとつをご紹介します。
例えば「朝の状態」や「自律神経の機能について」「生活様式について」「表情・姿勢について」「痛みについて」「メンタルヘルスについて」という6つの項目に対し、それぞれ3〜7個の質問が用意されており、当てはまるかどうかを答えていきます。最終的に、質問にいくつ当てはまるかという数によってセロトニン不足の状態になっていないかどうかを判断する、というものです。
いくつか具体的な質問について見ていくことにしましょう。
例えば「生活様式について」の質問については、「パソコンを長時間使う」といったことや「部屋にこもる時間が長く、体を動かさない」「昼夜逆転の生活をしている」「太陽を浴びる機会があまりない」といった質問が用意されています。
また、「メンタルヘルスについて」という質問項目については、「落ち込むと気持ちを立て直せない」「キレやすい」「集中を維持するのが難しい」「嫌なことが気になって消えない」「常に孤独感がある」といった質問が用意されています。
以上の質問を含め、全部で25個の質問を答えていくことになりますが、25個のうち5個以上当てはまるとセロトニン不足の傾向があると考えられているようです。そのため、セロトニン不足の可能性が気になるようであれば、本サイトで紹介されているセロトニンの分泌を促すと考えられる生活習慣を意識してみると良いでしょう。ただし、気になる症状があまりにも改善されないようであれば、医療機関の受診を検討する必要があるかもしれません。
参考:ひろカイロ整体院(https://hiro-chiro-seitai.com/serotoninchk/)
セロトニンの量は血液検査で調べることもできますが、あまり普及していないというのが現状のようです。
また、セロトニンの血中濃度については脳におけるセロトニン濃度とは関係性がないという意見もあります。これは、消化管のセロトニンは血中に取り込まれたとしてもその多くが代謝されてしまい、さらに代謝されなかった分も「脳血液関門(BBB)」と呼ばれている部分を通ることができないために脳におけるセロトニン濃度と血中のセロトニンは関係しない、ということのようです。
ただし、セロトニンを増やそうとする行動は決して無駄なものではありません。日光を浴びる、適度な運動をする、生活習慣を整えてストレスの少ない生活を送るなど、セロトニンを活性化させられるように意識することで、心身にとって良い生活習慣につなげることができるでしょう。
参考:元住吉こころみクリニック(https://cocoromi-cl.jp/knowledge/other/selfcare/serotonin-life/)
セロトニンの測定方法についてご紹介してきました。現在、さまざまな方法を用いることでセロトニンが不足していないかどうかをチェックする試みが行われています。
例えば、最近「ちょっと元気がない」「ちょっとしたことでイライラする」といったことが自分で気になる場合には、もしかするとセロトニンが不足するような生活を送っているかもしれません。そんな時には、自分の生活を見直してみることがまず最初のステップといえるでしょう。
ただし、生活習慣を見直しても気持ちが落ち込んだままだったり、そもそも生活習慣を見直す気力が起きないといった場合には、適切な医療機関の受診を検討してみることをおすすめします。